第3期生 森田 晃子さん

森田 晃子さん 第3期生
株式会社サンライトヒューマン
代表取締役社長

– 本専攻に入学しようと思ったきっかけを教えてください

私は長年、MR(Medical Representatives:医薬情報担当者)教育に携わっていますが、 業界としてMR教育者の資質向上のためのセミナーをいろいろと実施されているんですね。 その中で、2007年1月に開催されたトレーナー向けのセミナーに参加して、初めてIDを知りました。 もっと戦略的に教育をしないといけないとずっと悩んでいて、IDはまさにその解決策でした。 「これだ!これは使える!」と、ビビッときました(笑)。そしてもっと勉強したくなったんです。 セミナー後、担当教官の方に伺うと、「熊本大学にIDを勉強できる大学院があるから応募してみたら?」と薦められました。

早速受験しようと思い、すぐにホームページを調べたんですが、この時もう募集が締め切られてまして・・・。 何とかならないのか鈴木先生にメールしてみたんですけど、どうにもならなかったですね(苦笑)。 でも鈴木先生にお会いする機会を作っていただけて、本専攻のお話を伺うことができました。 先生から科目等履修生を薦められ、2007年度は科目等履修生として受講し、2008年に入学しました。

実際に入学しての感想は?

私はパソコンに対する苦手意識はなかったんですが、eラーニングとかSNSといったものを利用したことはなかったんですね。 でも「こんなに分かりやすいんだ」というのが第一印象でした。eラーニングでも十分に学べるということを実感しました。

科目履修の1年間は、ちょうど会社を辞めて起業した時期だったので、学びなおしをしたいと思っていたんです。 教材の中に、チェックシートなどの振り返るための枠組みが用意されていたので、自分の棚卸というか、リフレクションの良い機会になりました。 自分の教育のここがいけなかったんだ、もっとこう工夫できたんだ、と課題をやるごとに浮き彫りになって、 痛いところを突かれて、突かれて、突かれまくったんですが、楽しかったです。

2年目は、1年目に痛いほどリフレクションをしたので、次にむけて自分は何ができるかを考える1年でした。 ちょうどSCC(ストーリー・センタード・カリキュラムがスタートした年だったので、 そこで提示されるケーススタディのように、MR教育という自分のケースに当てはめて、どうしたらいいかを常に考えていました。 学んだことを自分の今の仕事にどう結び付けるかを探ったのが2年目でした。 2年目までで、IDを学びたいという入学の目的はある程度達成できたのですが、3年目は新しい視点を学んだ1年と言えますね。 まず、「eラーニングコンサルティング論」が勉強になりました。自分にはマネジメントの視点が足りないことに改めて気付かされました。 それから修士論文の作成や学会発表を通して、ロジカルに物事を考え、そしてその考えを活字化するという力がいかに不足していたかが分かりました。 これは私の次の課題ですね。

– 教員や他の学生とのコミュニケーションはどうやって取っていますか?

研究に関して言えば、困ったときに主指導の先生にメールでご相談をすると、その都度お返事をくださいましたし、先生が東京出張の際に合わせて直接会ってご指導いただいたこともしばしばです。 あうんの呼吸というか、よほど進捗が止まったときには先生から「大丈夫ですか・・・」と催促メールが来ることもありましたね。お恥ずかしい限りです(苦笑)

同期生とは、自分たちでメーリングリストを立ち上げて、その中で頻繁にやりとりがなされていました。 日々のつぶやきとか、ツイッター並に飛び交ってましたね。 あとは東京組が6人ぐらいいて、なんだかんだで2~3か月に1回ぐらいは飲み会で会ってました。 集中講義で対面で集まる機会もたまにありましたね。 遠隔のグループワークのときは、メール、スカイプ、直接会う、という感じでコミュニケーションをとりました。ここはオンライン大学院ですが、やはり直接顔を合わせて会話をすることは大事ですね! インフォーマルですが、自分たちでいろいろ工夫してやってました。 ここは大人の学びの場ですから、なんでも大学が用意しなければいけないのかというと、そうではないと思うんですよね。 自分が必要だと思ったら、先生や仲間に自分から連絡をとればいいことですから。先生たちもそれを期待されているのだと思います。

– 普段はどのように学習を進めていますか?仕事と学習の両立は大変ではないですか?

私の中では、この専攻の勉強は、すべて仕事のためのヒントなんです。特に仕事と勉強を切り分けてないんですよね。 たとえば仕事の企画書を持っていかなければいけないときに、その時勉強している科目を当てはめて考えます。 幸い、私の仕事は教育にかかわるものですし、サラリーマンじゃないので誰に文句を言われることもなく、普段から勉強と仕事を行ったり来たりしてるんです。 ですから、仕事と学習の両立は苦じゃなかったですね。 ただ、もちろん、課題のお題が難しく、かなり難航した時も度々ありますし、土日は基本的に学習の時間に当ててました。

– 入学してからこれまでに、一番収穫だったなと思うことは何ですか?

ひとつあげなさいと言われれば、自分を見つめなおす道具を教えてもらったことでしょうか。 それが理論であり、考え方であり、いろいろな視点でした。 IDだけじゃなく、IT、IMの視点を学べたのも良かったです。

– 学んだことは、今後お仕事にどう活かせそうですか? 既に存分に活用させて頂いてます(笑)。学んだことは、活かさなきゃ損だと思いますね。そのために入学したので。 卒業したら、自分で学ぶ場を設定できるようにならないとダメですよね。 これまでは、ある意味、この専攻に頼っていた部分もあるので。

– 本専攻へ入学を考えている方へのメッセージをお願いします

教育に携わる方であれば、入学を迷う必要はないと思います! 大変なことも多々あるかと思いますが、その分多くの“気づき”を得られます。 本専攻には学ぶための枠組みは存分に用意されています。それを活かすかどうかはあなた次第です。 楽しい学びが待っていますよ。

(2010年2月インタビュー)

※ 登場している方々のご所属および本専攻のカリキュラムや科目に関する記述は、インタビュー当時のものです。

 

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