公開科目

 

本専攻の科目を一部公開します。どのような学習ができるのか、体験してください。
※公開科目はカッコ内の年度のものです。現在は内容を一部変更している場合がございます。最新の科目内容につきましては、シラバスをご確認ください。

特別研究Ⅰ(2007年度版)

〈概要〉
特別研究Ⅰは、研究の第一段階に位置づけられた科目です。各教員の研究領域やテーマを確認しながら、自分の研究のテーマや方向性を考えるために参考にしてください。本専攻に入学するとどのような先生にどのようなテーマでの指導を受けることができるか、より具体的に知ることができます。

〈ゴール〉
自分が取り組む研究についてのアイディアを「研究者らしく」まとめ、指導を希望する教員に「おもしろい。これは私が引き受けましょう」と言ってもらうこと。

〈評価〉
〈ゴール〉に到達しているかを確認するため、以下の3つの課題を評価します。

  • 教授システム学研究法の理解を示す小レポート
  • 研究事例の理解を示すための掲示板への投稿や相互コメント
  • 研究計画書

 

基盤的教育論(2007年度版)

〈概要〉
基盤的教育論では、教育学の視点からeラーニング実践を点検するための基礎を培います。教員免許課程における教育原理・教育方法論・教育心理学のエッセンスと教授設計理論の基礎について短期間でカバーできる科目です。
入学をお考えの方は事前に目を通しておくと、スムーズに他の科目の学習を進められます。

〈ゴール〉
教育学の視点からeラーニング実践を点検できるように、教員免許課程における教育原理・教育方法論・教育心理学、教授設計理論の基礎の内容を説明できること。入学後の後継科目の前提条件となります。

〈評価〉
〈ゴール〉に到達しているかを確認するため、以下の5つの課題を評価します。

  • 本科目受講前の教育に関する自説(考え方、哲学、見方、やり方など)をまとめたリフレクションペーパー
  • 学習指導・評価論の理解を示すための掲示板投稿と議論への貢献度(参加と貢献度)
  • 学習心理学理論の理解を示すための掲示板投稿と議論への貢献度(参加と貢献度)
  • 学習学理論の理解を示すための掲示板投稿と議論への貢献度(参加と貢献度)
  • 自らの学びの変化・深化をまとめたリフレクションペーパー

 

eラーニング概論(2009年度版)

〈概要〉
eラーニング概論は、eラーニングを教育に導入するための基礎科目です。学習心理学、認知科学、成人学習理論などの知見や、社会人教育・高等教育におけるeラーニングを実現するために必須となる着眼点を養います。
入学をお考えの方は、本専攻でどんなことを学べるのかを一通り知ることができます。「eラーニング概論」は2010年度からeラーニングプロフェッショナル資格(ベーシック)対応のため大幅にリニューアルされました。この公開版は、それ以前の内容(旧バージョン)をそのまま公開するものです。

〈ゴール〉
社会人教育・高等教育における任意のeラーニング事例を取り上げ、指定された分析の視点から事例の分析・複数の改善点を提案できる。

〈評価〉
〈ゴール〉に到達しているかを確認するため、以下の3つの課題を評価します。

  • eラーニング体験報告書
  • 掲示板に投稿されたテキストの各章末問題への回答
  • eラーニング事例分析書

 

基盤的情報処理論(2010年度版) (2016年度版)

〈概要〉
基盤的情報処理論は、学部においてIT分野を未履修、またはこの分野の知識技能の強化が必要な学生に対する導入科目です。エディターを利用したHTMLの構築及びインタラクティブなWebページ構築に必要なスクリプト言語を修得するとともに、マルチメディア情報と編集加工を含めWebとの連携について、eラーニング教材の開発に必要な情報処理基礎知識(特にWeb活用)を修得します。
入学をお考えの方は、事前に目を通しておくことで、スムーズにIT分野の科目の学習を進められます。

〈ゴール〉
質保証質されたeラーニング教材の設計と開発を行うためのインターネットを利用した情報発信に必要な基礎知識を説明でき、その技術を活用できること。

〈評価〉
〈ゴール〉に到達しているかを確認するため、以下の4つの項目を評価します。

  • 求められる知識を修得しているか確認するための15回の確認テスト
  • Webページに掲載させるための文章(自己紹介)とページの構成案を記載したPDFファイル
  • 作成したHTMLとCSSを利用した静的なWebページ
  • スクリプト言語を用いたインタラクティブな仕組みを追加したWebページ(作成し、公開されたもの)

 

インストラクショナル・デザインⅡ(2014年度版) 

〈概要〉
インストラクショナル・デザインⅡは、eラーニングを組み入れた教授システムの青写真と導入プロセスの提案、現状システムの改善計画の提案ができるようになることをめざす科目です。教材・コンテンツのニーズ分析と体系化、環境要因分析、研修以外の選択肢の検討、運用計画立案、組織変化過程の設計、資源管理法等、教授システム全体の設計と運用管理の諸技法を修得します。

〈ゴール〉
eラーニングを組み入れた教授システムの青写真と導入プロセスの提案、現状システムの改善計画の提案ができること。

〈評価〉
〈ゴール〉に到達しているかを確認するために4つの課題を評価する。

  • 教授システム改善に関する提案と評価(改善提案書)
  • eラーニング新規導入に関する提案(中間課題として)
  • eラーニング新規導入に関する提案(最終版として:提案書)
  • 自らの学びについてのリフレクションペーパー

 

経営学特論(2016年度版) 

〈概要〉
経営学特論は、企業・組織内の人材育成や教育について構想・企画・検討するための基礎を培う科目です。組織論や人事管理を中心に経営学の諸理論、経営学上の重要概念や理論、組織論に関する近年の展開、組織における教育・学習の意味や方法論、企業における教育活動を考える上で不可欠な人事管理について学び、企業経営と人材育成の関係について理解を深めます。

〈ゴール〉
企業の人材育成(教育・訓練)担当部門や、企業内教育に関わる教育サービス事業者において“プロフェッショナル”として活躍できる人材を念頭におき、知識・情報・学習の視点から経営課題について提言ができる。

〈評価〉
〈ゴール〉に到達しているかを確認するために以下の事柄を評価する。

  • 1~14回の授業における内容理解と問題意識を確認するためのレポート
  • 「人材育成におけるOJTの意義と位置づけ」をテーマとした最終レポート

 

【博士後期課程】教授システム学研究総論(2015年度版) 

〈概要〉
教授システム学研究総論は、博士後期課程の導入科目として位置づけられた科目であり、教授システム学分野における研究動向の全体像を俯瞰できるよう、各専任教員が専門性を持つテーマごとに研究動向を概観します。教授システム学関係領域における広範な研究動向がカバーされていますので、博士後期課程でどのような研究分野があり、どのような指導教員からどのような指導を受けられるかをイメージすることができます。

〈ゴール〉
研究動向に対する幅広い関心と視野の上に立って、自ら専門的な研究を遂行できるようになること。

〈評価〉
〈ゴール〉に到達しているかを確認するため、各回のタスクとして設けられた15分野における研究動向の説明、疑問点、それに基づく受講者による調査を示すレポートを評価します。