事例分析 (公開用サンプル)


件名:事例分析
作成者:Bさん


現行eラーニングは、ブレンディングにて実施されていることは皆無である。
その理由は、指導者・受講者の時間や学習内容で判断されていると推測する。

eラーニングにて学習する項目は、比較的安易なものを対象としていることも
推測できる。内容は、交通安全や情報セキュリティ、環境マネジメント等の
項目である。

では、なぜeラーニングとして提供されているのかを考察した。

デザインは教材を読むだけのものが大半である。学習のコンピテンシーや
学習の習熟度を測ることはなされていない。

研修を実施するためには、入口と出口を明確にしなければならないことは
これまでの章で理解はしたが、これが明記されていないと受講者は彷徨い
ながら学習を進めるのではないかと考える。

学習には様々な手段があり、それぞれの特性を生かしながら単一の方法や
多種の方法を混同させることもある。

しかし、現状の教材は集合研修とする意義も明確でなく、まずデザインの
構築が必要であろう。その後に、研修手段が明確となりチェックリストの
活用が可能となる。

自信が作成しているeラーニングにおいても、上記のことを念頭に置き
デザインの構築後に研修手段を考察することが有効な教材を作成するための
近道であると考えた。


件名: Re:事例分析
作成者: Kさん

Bさん、こんにちは。

>現状の教材は集合研修とする意義も明確でなく、まずデザインの
>構築が必要であろう。

納得です。
現在、自社でも集合研修とWBTで様々な研修が提供されています。しかし、この2つの切り分けは、「ちょっと小さくて、部内員が行う研修は集合」で、「会社内またはグループ企業ない全社で必要なものはWBT」といった程度の基準しかないように思えてなりません。
これでは、研修の目的が薄れてしまいますよね。

私自身が行っている英語研修も含めて、どこまでを集合で行い、何をeラーニングでしたらより効果的なのか、再考の必要があると感じました。


件名: Re:事例分析
作成者: Cさん

Bさん、こんにちは。Cでございます。

>現状の教材は集合研修とする意義も明確でなく、まずデザインの
構築が必要であろう。

おっしゃるとおりですね。同感です。
解決すべき課題を見きわめ、施策を教育研修以外も含めて検討する。
教育研修をする必要性が認めらたら、誰を対象になにを学習してもらうか、
どのように学習してもらうかを検討する。

・・・表現が適切ではないかもしれませんが、工程の上流を明らかにすると、
システムレベルやコースレベルを妥当に設計できる可能性が高まる
と感じております。


件名: Re:事例分析
作成者: Mさん

>B様:こんばんは、なるほど!と思って拝読いたしました。間違っているかもしれないのですが、ふと、もしかすると貴事例にブレンディングがされていない理由には、指導者・受講者の時間や学習内容で判断された上に、さらにコスト面を考えて集合教育やその他手法が導入されていないのではないかしらと思いました。ブロードベントによるとeラーニング開発サイクルのひとつにビジネスケース、ビジネスモデルの要素がありました。たとえば図表7-4(インストラクタによる研修の短所)にあるようにコスト面に関しても、もしかすると理由のひとつかもしれません。


件名: Re:事例分析
作成者: Dさん

B様 こんにちは、Dです。 Bさんのメッセージとここでコメントされている方のメッセージを拝読しました。

現行のeラーニングがブレンディングでなかなか実施されない点は指導者学習者双方の時間的問題や学習内容、そしてコストの問題などがある一方で、効果的な学習のためにまずははデザインの構築が重要である点、強く同意します。