仙台市教育委員会編(1991)『コンピュータ利用学習指導の手引き』、編集委員、分担執筆(第3章、第4章)。
(完成原稿捜索中)

4章 CAI教材の使い方


4.1.CAI教材を使うきっかけ
((現在:(1)CAI教材の使用・作成となっている部分))

 小学校のある先生は......
水のアニメ(太白小)
算数のドリル(太白小)  ###画面の図を挿入する###
イオンのモデル(仙台1中)

 CAI教材には....
現在:....生徒が喜ぶから利用するというのは避けましょう。
新: ....生徒が喜ぶから利用するというのは避けたいものです。たまたま「使って
みたい」と思えるような教材にめぐりあえたのです。このチャンスを十分に活用して、C
AI教材から最大限の効果を得るように準備することが大切です。同じCAI教材でも、
使い方次第で子どもたちに与える影響はかなり異なってきます。5のものを10にして使
うか、あるいは、本来の5の中から2しか引きだせないで終わるかは、先生方のCAI教
材の「使い方」にかかっているとも言えるのです。

4.2.CAI教材の賢い使い方
((新しく加える部分))

 CAI教材をどのようにして使うのが最も良いのか。この疑問に対する確かな答えは、
CAI教材活用の歴史がまだ浅いだけに、わからないことが多いようです。未だに、試行
錯誤の段階にあると言えるでしょう。コンピュ−タが学習指導の道具としてとても活用範
囲が広く、様々なことに使える可能性を秘めているという事実も、「どうやって使うのが
良いのか」という疑問をますます難しくしています。
 CAI教材を使う場面は、2章でみたように、様々なものがあります。自分でできそう
だな、と思えるもの、あるいは、面白そうだな、と思えるものから始めるのがよいでしょ
う。コンピュ−タの利用を学校全体で計画して、いろいろな使い方を研究してみるのもよ
いでしょう。コンピュ−タはこうやって使うのが正しい、とか、CAI教材はこのタイプ
のものがベストだ、といったような確かな答えはありませんから、自分のやっていること
がコンピュ−タの「誤った使い方」であるとか、「悪い使い方」であるとかいった心配は
無用です。まず、やってみたいことから始めるのです。
 CAI教材を使ってみようと考えた時、初めての時は特に、何が起こるかわかりません
から不安なものです。「君のやり方は正しいから自信をもってやりなさい」と、誰も言っ
てくれないのが普通ですから(誰にもわかりませんから)、なおさら心配です。そこで、
次の2つのことを覚えておいてください。

  (1)「正しい」かどうかは誰にもわからないのだから、とにかくやってみる。
       誰かがやらなければ、一歩も先に進まないではないか。
(2)CAI教材を使って良かったのか、悪かったのか、今度もう一度やると
       したらどうするのがよいのか−−−これを自分ではっきりわかるような
       準備をしてから始める。

 これまでのコンピュ−タ授業の実践をみると、(1)のとにかくやってみることはやっ
ても、それが良かったのか、悪かったのか、今後どうすればよいのかという点(2)がは
っきりしないものが少なくありません。とにかくやってみた、大変だった、子どもたちに
聞いてみると(アンケ−トをとったら)とても面白かった、またやってみたいと言ってい
る。だから、多分良かったのであろう。でも、どうも自信がない、あれで良かったんだろ
うか....。

 CAI教材を賢く使うためには、試行錯誤の結果がはっきりした形ででるように最初か
ら準備をして始めることが大切です。少なくとも、次の3つの点について、はっきりと結
果を報告できるようにして、今後の検討材料としたいものです。

(1)入口:どのような力を持っている(持っていない)子どもたちが、
(2)使い方:どのようなCAI教材の使い方をしたら、
(3)出口:どのような力をつけたのか。

 出口の問題、つまり、学習目標がはっきりしていない実践は、「おわった、疲れた」で
何も残らないことになる危険性があります。学習指導案には、はっきりと「指導目標」や
「学習目標」や「目標行動」などが明記されていることが多いのですが、その目標に到達
したかどうかを調べないでCAI授業の結果を検討している例が少なくありません。どの
ような力をつけさせたいのか、何のためにCAI教材を使うのか、この点をはっきりさせ
なければ、自分のやった実践が良かったのか悪かったのかを判断することが難しくなりま
す。
 CAI教材を単に「コンピュ−タを使う経験をさせる」ために用いるのではなく、でき
ることなら、「コンピュ−タって便利な道具だ」と思わせたいものです。コンピュ−タ(
機械の代表)は、使い方を考えれば役に立つものだ、という原体験を子どもたちに与えた
いものです。「コンピュ−タって面白かったけど、何にも役に立たなかった」、「コンピ
ュ−タを使ったからといって勉強がよくわかるようになるわけではない」といった感想を
子どもたちが持ったとしたら、それは、果たして「出口」の状態として好ましいでしょう
か。
 コンピュ−タって便利な道具だという原体験を与えるためには、実際にCAI教材を使
うことで新しい何かの情報を得たとか、今まで解けなかった問題が解けるようになったと
か、はっきりとした効果があったことを示す必要があるでしょう。そのためには、まず、
その教材を使って「どんな力をつけて欲しいのか」という点を先生方がはっきりと意識す
ることが大切です。そして、どの程度その願いが達成されたかを調べる手立てを予め考え
ておくことです。まず、このCAI教材を使うことで、自分はいったいどのような成果を
挙げることを目指すのかというゴ−ル(出口)をはっきりさせることです。

 次に、入口の問題です。これは、一言でいえば、子どもたちがそのCAI教材を使う準
備ができているかどうかという問題です。画面がとてもきれいだからこれを是非子どもた
ちに見せたいと思って、回転体のシミュレ−ションを作っていく提示型のCAI教材をみ
せたとしても、回転軸の概念ができていない子どもには、「きれいな模様だね」という印
象しか与えられないでしょう。そのシミュレ−ションを見て回転体の理解を深める材料と
するためには、それなりの準備ができた子どもに見せる必要があるのです。また、キ−ボ
−ドのどこに文字があるのかを探すのに苦労している子どもたちに、長い文章で回答を入
力するタイプのCAI教材で学習させるのは少し時期が早いかも知れません。このように
、基礎的な知識・能力が十分でなかったり、「教具」としてのコンピュ−タの扱いに慣れ
ていなかったりすると、せっかくのCAI教材もあまり効果は期待できません。むしろ、
新たな「おちこぼれ」をつくる危険性すらもありますので、注意が必要です。
 ある小学校で、繰り上がりのある足し算についてのCAI教材を使った時の話です。基
礎として繰り上がりのない足し算ができなければ、その教材で勉強してもつまづくことは
明らかだったのですが、繰り上がりのない足し算についての適当なCAI教材が見つから
なかったそうです。そこで、繰り上がりのない足し算が完全にできない子どもに対して、
事前に先生方で放課後に個別に指導し、全員の準備を整えてからクラス全員にCAI教材
を使わせたということです。
 CAIは個別学習に向いているとよく言われますが、それは、個人差に応じたCAI教
材が準備されていて初めて可能なことです。一つのCAI教材で多種多様な子どもたちの
要求をすべて満たすことは困難ですから、複数の教材を用意して、選んで使っていくとい
うのがより現実的でしょう。この小学校の場合でも、もしかすると同じクラスの中には、
繰り上がりの足し算はもう既に習得していて、応用問題の教材を使った方がより力をのば
せた子どももいたかもしれません。入口のチェックでは、そのCAI教材を使うのに最低
必要な準備ができているのか、つまり、CAI教材を使わせればなんとかゴ−ルにたどり
着くことができるのかどうかを確かめてから使わせたいものです。それと同時に、そのC
AI教材を使って「こんなの私知っている、つまらない」と言う子どもはどの位いるのか
も確かめたいものです。入口と出口との差を見ながら、CAI教材を使わせた効果がどの
程度であったかを確かめることができれば、自分なりに納得のできるCAI教材の使い方
に一歩近づくことができるでしょう。

 最後に、入口と出口を確認したら、そのあいだをどのように通過させるか、つまりCA
I教材の使い方の問題を検討します。不思議なもので、同じCAI教材を使ったのにもか
かわらず、違う先生が使うと違う効果が出るものです。CAI教材を普段の授業の流れに
どのように位置づけていくのかによって、CAIがもっている能力を十分に発揮するよう
な使い方ができるかどうかが左右されます。授業全体の流れを単元のまとまりでしっかり
つかみ、その中でCAI教材にどのような役割を担わせていくかを決定します。単元への
導入、展開、まとめにおいて、CAI教材は次のような使い方が考えられます。

   ○単元への導入において
     (1)新しい単元への学習意欲を高めるために使う
     (2)新しい単元で何を学ぶか(学習目標)を知らせるために使う
     (3)基礎知識・技能を復習し、一斉指導に備えるために使う
   ○展開において
     (4)新しい学習内容を詳しく提示するために使う
     (5)グル−プ学習に指示を与えるために使う
     (6)個別に練習の機会とフィ−ドバックを与えるために使う
     (7)つまずいている子どもに補足説明を与えるために使う
     (8)練習後の力だめしのチャレンジのために使う
   ○まとめにおいて
     (9)単元をまとめる説明のために使う
    (10)速く習得できた子どもへの発展学習の材料として使う
    (11)子どもたちの発表の道具として使う

 たとえば、ドリル型のCAI教材は、一般的に先生方が新出事項の説明を一通り行って
から、個別に練習の機会を与えるために使われることが多いようです(展開の6番)。ま
た、説明と練習を紙と鉛筆でやってから、CAI教材のドリルに力だめしとして挑戦させ
る(8)の使い方もあるでしょう。さらに、同じドリルを、次の単元が始まる時に、導入
として前の単元の内容を思い出させるために使う(3)の使い方もできますし、(7)の
つまずいている子どもに対しての補足説明の一部として前の単元の内容を練習させるため
にも使うことも考えられます。一つのドリル教材も、いろいろな使い方を考えると、授業
の流れのいろいろな所に位置づけることが可能です。また、使い方次第では、たった1台
教室に置いてあるコンピュ−タでも、提示用だけではなく、様々な形で用いていくことも
工夫できるのではないでしょうか。
 ###((CAI教材は自分なりの使い方をしましょう))の部分を
 タイトルなしでここに挿入する###
    段落の終わり 現在:自分なりの使い方をしましょう。
            新:自分なりの使い方を工夫したいものです。

4.4.CAI教材を使う手順

 CAI教材の正しい使い方はこうであると結論することは難しいですが、CAI教材を
賢く使うためには、「結果がはっきりと出るような準備をして」使うことが大切です。一
般に、CAI教材を使う時には、次のような手順を踏んで行うと「はっきりとした結果」
につながりやすいとされています。

 (1)CAI教材を使うことを決意する。
 (2)使い方のイメ−ジを徐々にはっきりさせる。
      ○入口:どのような力を持っている(持っていない)子どもたちに、
  ○使い方:どのようなCAI教材の使い方をさせて、
  ○出口:どのような力をつけたいのか。
      ○同僚の先生方との話し合いの機会を持つ。
 (3)準備作業をしながらイメ−ジを固める。
      ○学習指導案を作成する(単元レベルでの位置づけ)。
      ○事前に子どもたちの現状を調査、分析する(入口の状態)。
      ○ねらい(目標)の到達度を調べる道具を用意する(出口の状態)。
      ○CAI教材の補助教材を準備する。
      ○コンピュ−タ教室の使用時間を調整・確保し、日程を決める。
      ○CAI教材を準備し、試運転する。
 (4)授業を実施する。
      ○個別学習やグル−プ学習の場合は、進行状況を確認しながら実施する。
      ○進み具合の個人・グル−プ差に対する処置を必要に応じて行う。
      ○出口の状態を調べ、必要に応じて補充を行う。
 (5)授業実施を振り返る。
      ○つけたかった力がどの程度ついたかについてまとめる。
      ○CAI授業に対する子どもたちの感想・意見などをまとめる。
      ○来年に向けての改善案を検討し、授業の結果を保存する。
      ○同僚の先生方との話し合いの機会を持つ。

4.5 CAI教材を自作するには
 ##原文のまま##
....この結果、コンピュ−タにプログラムを入力するよりもはるかに多くの時間を、
話し合いの時間に費やすことになります。

((以下、段落を変えて次のように変更する))
 CAI教材を自作するためには、次のような手順を踏んで行うのが一般的です。
+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
|  1 学校内に開発のためのプロジェクトチ−ムを作る。           |
|  2 だれが、どの単元で、どのような使い方をするために開発するかを決める。|
|  3 CAI教材のねらいを明確にし、授業での位置づけを決める。      |
|  4 事前テスト・事後テスト・アンケ−トを作る。             |
|  5 紙の上でCAI教材の画面構成と流れを構成し、入力のための原案を作る。|
|  6 CAI教材の原案に従って、教材をコンピュ−タに入力する。      |
|  7 コンピュ−タにプログラムされた教材を試運転し、再度検討する。    |
|  8 可能な場合は、上級生に協力を求めるなどして、教材の形成的評価を行う。|
|  9 学習指導案に基づいて、授業でCAI教材を使用する。         |
| 10 授業の結果を検討して、教材に改良を加え次の使用に備える。      |
| 11 教材の「使用説明書」を作成して、CAI教材の普及に備える。     |
+−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−+
 平成元年度に仙台一中で開発した国語の「文法」ドリルを例にして、CAI教材を自作
する時の手順を紹介します。

  1 学校内に開発のためのプロジェクトチ−ムを作る。
 仙台一中は、仙台市の実践協力校(?)として、CAI教材の開発を過去4年間(?)
手がけてきていました。校内にはコンピュ−タ研究推進委員会が設置され、毎年CAI教
材の自作を担当する先生方が「開発委員会(?)」を組織していました。

  2 だれが、どの単元で、どのような使い方をするために開発するかを決める。
((沼田原稿の1、だれが授業をするの))

  3 CAI教材のねらいを明確にし、授業での位置づけを決める。
((沼田原稿の2、何を学習させるのに使えるか考えましたと、
       3、何ができるようになって欲しいのかを考えました
         の「教師にも生徒にも学習の成果が把握できるよう...」
         の前までを続けて))

  4 事前テスト・事後テスト・アンケ−トを作る。
 CAI教材のねらいをさらにはっきりさせ、また、入口と出口の状態を把握するために
、CAI教材を使う前の時間と、CAI教材を使った次の時間に行う「小テスト」を作成
しました。CAI教材のねらいに従って、それぞれ違う3つの文を単語に分解し、各単語
の品詞名を記入する問題を用意しました。また、CAI教材を使った授業に対する感想や
意見を聞いて教材そのものや教材の使い方を改善していく参考にするために、アンケ−ト
も用意しました。

  5 紙の上でCAI教材の画面構成と流れを構成し、入力のための原案を作る。
((沼田原稿の4、画面の構成を考えましたを先に、
       その後で 3で使った3の残り(「教師にも生徒にも」以下)を入れる。
       但し、2重点線で囲まれたステップの説明は、次のように簡略化する:

      ・ステップ1から6まで徐々に難しくしていき、ステップ4を全員の到達
       目標ステップとし、ステップ5と6は速く進んだ生徒の発展学習用とし
       ました。
      ・ステップ1は単語の切り出しはコンピュ−タが行い、生徒は切り出され
       た単語の品詞名を答えるだけの基礎ステップとしました。
      ・ステップ1で品詞名を答えるのにつまづいている生徒に対して、補助ス
       テップ(ステップ7)を設け、11品詞を誤りやすい5つのグル−プに
       分けてグル−プの中だけで品詞名を答えるドリルとしました。))

  6 CAI教材の原案に従って、教材をコンピュ−タに入力する。
 ステップ毎の問題と各単語の品詞名、ステップ毎のフィ−ドバックについては、国語科
の先生方が協議してワ−プロを用いて入力しました。ドリルのメニュ−画面や制御のプロ
グラミングについては、東北学院大学工学部の協力を得て作成して頂きました。今回の開
発では、問題やフィ−ドバックを簡単に変更できるように工夫したCAI教材を作るとい
うことで、役割分担をはっきりさせました。そのため、同じドリルのプログラムを使って
、問題を変えることで他のCAI教材を作ったり、生徒の反応を見ながら教材を修正する
ことが簡単に行えました。

  7 コンピュ−タにプログラムされた教材を試運転し、再度検討する。
 実際にコンピュ−タの画面に表れた教材を見ながら、改良すべき点を話し合い、教材を
修正しました。実際に生徒の反応をみて更に改良を加えるべきであるとの意見から、次の
形成的評価を実施しました。

  8 教材の形成的評価を行う。
((沼田原稿の5、CAI教材の形成的評価をおこないました))

  9 学習指導案に基づいて、授業でCAI教材を使用する。
 市教委の指導課訪問にあわせて、開発したドリル型CAI教材を用いた授業を実施しま
した。学習指導案に従って、その前の2時間を文法の復習と事前テストとして、教師の説
明を中心とした一斉指導を行いました。CAIの時間はコンピュ−タ教室に移動し、1時
限のすべてを個別練習に充当し、教師は机間巡視に徹しました。事前テストからどの程度
力がついたかを調べるために、次の時間に事後テストを実施し、同時にアンケ−トを行い
ました。その後も、生徒の希望により、同じCAI教材を使って文法の練習をする時間を
持ちました。また、コンピュ−タの経験を同じように与えるために、同学年の他のクラス
にも同様に授業を実施しました。

 10 授業の結果を検討して、教材に改良を加え次の使用に備える。
 授業の後、授業の経過について、参観した先生方と話し合いの機会を持ちました。授業
の様子やアンケ−トの結果からみて、予定通りに授業が運んだことがわかりました。CA
I教材の学習履歴を使って学習の進み具合を調べると、クラスの約3分の2の生徒が目標
だったステップ4を終了していることがわかりました。事前テストと事後テストを採点し
た結果、クラスの平均点がCAI教材で学習する前と後ではーー点からーー点にアップし
ており、また目標のステップ4を終わった生徒は事後テストで全員70点以上だったこと
がわかりました。
 逆累積グラフの面積でクラス全体の傾向をみると、Aの部分はCAI教材で学習を開始
する時点での力、Bの部分はCAI教材で学習した結果ついた力、Cの部分は現在のCA
I教材ではつけられなかった力を示しています。CAI教材を改良することで、より多く
の生徒が事後テストでより高い得点を取れるようにし、Cの部分を減らしてBの部分を増
やすように改善していくことが今後の目標となります。

 [グラフを挿入〕






 11 教材の「使用説明書」を作成して、CAI教材の普及に備える。
 今回開発したCAI教材を他の学校でも使ってもらえるように、CAI教材の開発の意
図や経緯、CAI教材の構成、使い方、仙台一中での実践記録などをこの教材の「使用説
明書」としてまとめ、教材を欲しいとの依頼があったときに添付できるようにしました。
この教材の特長として、利用する先生が自分で自由に問題やフィ−ドバックを変更してオ
リジナルの教材を作れるという点があるので、そのことについても変更の手順などの説明
を加えました。

〔囲み記事として布施先生の文章を挿入〕



((以上で一中の実践例おわり))
((沼田原稿の<説明書の添付>は割愛するか、残す場合は
  囲み記事として、「説明書には次のような..」以下だけにする。
  その際は、出典を明らかにする。
  出典:鈴木克明著 連載−教師のためのコンピュ−タ・リテラシ−第20回
     CAI入門3−使い易いCAI教材の要件
     『指導と評価』1988年11月号掲載))


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