熊本大学大学院教授システム学専攻
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基盤的教育論

4ブロック
●教育の2大潮流●

概要:このブロックでは、「教育とは何か」について、教育学の二つの大きな流れ(系統主義vs経験主義)とそれを統合する試みについて、デューイの教育学を通して学びます。「教育のパラドックスとは何か」を説明できるようになることがこのブロックの目指すことです。しばしネットを離れて文庫本を読み進め、読書の成果をネット上で共有していきましょう。


テキスト:ジョン・デューイ(1938)「経験と教育」講談社学術文庫(市村尚久訳、2004)¥798
参考書:沼野一男(1986)「情報化社会と教師の仕事」国土社(教育選書8)¥1,377


第5回 11.系統主義と経験主義 第6回 12.デューイの教育哲学
第3回 13.教育のパラドックス

下記の課題のすべてに6割以上得点することが単位取得の最低条件です。
[課題1] リフレクションペーパーI
講義第2回課題としてアップロードする。受講前の教育に関する自説(考え方、哲学、見方、やり方など)をまとめる。 つまり、現在(学習指導に関する)職務 を実施する際のやり方、明示的・暗示的に寄せている期待、 どうしてそのような考え方をもつに至ったか、自分自身が学習者として経験したこと、重要な教師との出会い、 経験した教育課程やプログラムなどを述べる。参考文献を引用する必要はないが、上記の自説形成に強い影響を 与えた書物等がある場合はそれを明記 のこと。受講者同士で閲覧し、相互にコメントをつける。 アップロードされたペーパーの中身と相互コメントの両方を採点の対象とする。

[課題2] 学習指導・評価論の理解と参加・貢献度
ブロック2の講義資料として指定される文章についての問いに答え、理論をしっかり理解したことを証明する。 理論をよく理解していることを表現できたか、個人の経験に直結した解釈ができているかで評価する。 また、ブロック2の掲示板の書き込みにどの程度積極的にコメントし、それが全体の議論の深まりに貢献したかを評価する。

[課題3] 学習心理学理論の理解と参加・貢献度
ブロック3の講義資料として指定される文章についての問いに答え、理論をしっかり理解したことを証明する。 理論をよく理解していることを表現できたか、個人の経験に直結した解釈ができているかで評価する。 また、ブロック3の掲示板の書き込みにどの程度積極的にコメントし、それが全体の議論の深まりに貢献したかを評価する。

[課題4] 教育学理論の理解と参加・貢献度
ブロック4の講義資料として指定される文章についての問いに答え、理論をしっかり理解したことを証明する。 理論をよく理解していることを表現できたか、個人の経験に直結した解釈ができているかで評価する。 また、ブロック4の掲示板の書き込みにどの程度積極的にコメントし、それが全体の議論の深まりに貢献したかを評価する。

[課題5] リフレクションペーパーII
講義第15回課題として第1稿を提出。他の受講者からの相互コメントを参考に改訂し、提出する。 この講義を受けることによって自説がどのように変化・深化したかをまとめる。 講義で学んだどの理論が最も影響を与えたか、自己の学習方法や学習指導に係る職務遂行に将来どのような変化が起きそうか、 その理論がインパクトを与えた理由は何かなどを述べる。最終提出されたペーパーと相互コメントの両方を採点の対象とする。