学習成果 | 言語情報 | 知的技能 | 認知的方略 | 運動技能 | 態度 |
成果の性質 | 指定されたものを覚える 宣言的知識 再生的学習 | 規則を未知の事例に適用する力 手続き的知識 | 自分の学習過程を効果的にする力 学習技能 | 筋肉を使って体を動かす/コントロールする力 | ある物事や状況を選ぼう/避けようとする気持ち |
学習成果の 分類を示す 行為動詞 (事象2) |
記述する | 区別する 確認する 分類する 例証する 生成する |
採用する | 実行する | 選択する |
成果の評価 (事象8) |
あらかじめ提示された情報の再認または再生 全項目を対象とするか項目の無作為抽出を行う |
未知の例に適用させる:規則自体の再生ではない 課題の全タイプから出題し適用できる範囲を確認する |
学習の結果より過程に適用される 学習過程の観察や自己描写レポートなどを用いる |
実演させる:やり方の知識と実現する力は違う リストを活用し正確さ、速さ、スムーズさをチェック |
行動の観察または行動意図の表明 場を設定する。一般論でなく個人的な選択行動を扱う |
指導方略 ヒント 前提条件 (事象3) |
関連する既習の熟知情報とその枠組みを思い出させる | 新出技能の前提となる下位の基礎技能を思い出させる | 習得済の類似の方略と関連知的技能を思い出させる | 習得済の部分技能やより基礎的な技能を思い出させる | 選択行動の内容とその場面の情報を思い出させる |
情報提示 (事象4) |
全ての新出情報を類似性や特徴で整理して提示する | 新出規則とその適用例を難易度別に段階的に提示する | 新出方略の用い方を例示してその効果を説明する | 新出技能を実行する状況を説明したのち手本を見せる | 人間モデルが選択行動について実演/説明する |
学習の指針 (事象5) |
語呂合わせ、比喩、イメージ、枠組みへの位置づけ | 多種多様な適応例、規則を思い出す鍵、誤りやすい箇所の指摘 | 他の場面での適用例、方略使用場面の見分け方 | 注意点の指摘、成功例と失敗例の差の説明。イメージ訓練 | 選択行動の重要性についての解説、他者や世論の動向の紹介 |
練習とフィードバック (事象6、7) |
ヒント付きの再認、のちに再生の練習。自分独自の枠組みへの整理。習得項目の除去と未習事項への練習集中 | 単純で基本的な事例からより複雑で例外的な事例へ。常に新しい事例を用いる。誤答の原因に応じた下位技能の復習 | 類似の適用例での強制的採用から自発的採用、無意識的採用への長期的な練習。他の学習課題に取り組む中での確認 | 手順を意識した補助付き実演から、自立した実行へ。全手順ができたらスピードやタイミングを磨く練習を重ねる | 疑似的な選択行動場面(あなたならどうする)と選択肢別の結末の情報による疑似体験。意見交換によるゆさぶりと深化 |