HyperCardを使った教育用スタックの作り方—大学教員のための実践的教材設計入門—東北学院大学教養学部 鈴木克明・佐伯啓


参考文献 — もう少し知りたい方のために —

1. ( 教材の中身を考える) に関して

後藤力(編):(1994)『新しい教育とMacintosh —21世紀のこどもたちのために—』(定価4500円)

初等中等教育の現場教師向けに書かれたコンピュータ教育実践事例集。提言、座談会、教育現場からの報告で構成。今、初等中等教育で何が起きているのかを知るための一冊。手作り教材集、教育用ソフト体験版、教育用クリップアート200点を収めた「教育現場支援CD-ROM」が付属。小中学校の先生や子どもたちが自作したソフトを見ると、結構刺激になるかもしれない。

佐伯啓(1994b)「DTPとCAIを統合させた教材開発—ドイツ語教育での実践例—」PCCONFERENCE '94.6 予稿集 43-44 全国大学生活協同組合連合会 PCカンファレンス実行委員会

2. ( プログラミング言語を決定する ) に関して

大重美幸(1994)『HyperTalk2.2ハンドブック』BNN(定価3600円)

HyperCardのプログラム言語HyperTalkの辞書的なハンドブック。言語の概要説明に続いて、オブジェクト、メニュー、ウインドウ、コンテナの参照、ハンドラと制御構造、メッセージ、コマンドとキーワード、プロパティ、関数、演算子、定数の各項目に分けて、全ての機能についての解説がある。調べたい機能がわかっているときは、巻末のアルファベット順のインデックスが便利。また、解説の随所に500を超えるサンプルスクリプトが収められており、巻末にサンプル一覧があるので自作のアイディアを得ることができる。

鈴木克明(1993)「HyperCard上のドリル教材作成ツールの開発研究」『日本教育工学会第9回大会発表論文集』488-489

鈴木克明(1994)「HyperCard上のドリル教材作成ツールの開発研究(2)」『日本教育工学会第10回大会発表論文集』

3. ( 教材を設計する) に関して

鈴木克明(1990)「3章CAI教材のしくみ」『コンピュータ利用学習指導の手引』仙台市教育委員会 13-20

鈴木克明・井口巌(1995)『独学を支援する教材設計入門』東北学院大学教育工学研究室(東北学院大学生協泉店扱い)

4. ( 教材を評価し改善する ) に関して

鈴木克明(1987)「CAI教材の設計開発における形成的評価の技法について」『視聴覚教育研究』 1-11

鈴木克明・佐伯啓他(1994)「ドイツ語単語ドリルの開発と利用—自己点検チェックリストの提案—」『私情協ジャーナル』2(3)4-8

佐伯啓(1994a)「コンピュータをドイツ語教育に使う前に」『ドイツ語教育部会会報』46 25-33

佐伯啓(1994c)「コンピュータはドイツ語教育に有効か?—情報教育の推進と語学CAI—」『日本独文学会1994年秋季研究発表会研究発表要旨』22


■著者 鈴木克明(すずき かつあき)東北学院大学教養学部助教授、専攻は教育工学。 佐伯 啓(さえき けい)東北学院大学教養学部助教授、専攻はドイツ文学・語学。
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