| 目次:  【第11回】JavaScript 1 (インタラクティブなページ)  第1章   --タスク11   --第11回タスクチェッカー ※公開科目にはありません  第3章   --処理の定義   --処理の適用  第4章   第5章  | 現在の場所: ホームページ >  [3]JavaScriptによる動的Webページ >  【第11回】JavaScript 1 (インタラクティブなページ)  
          > 第3章 > 処理の適用(1) ~起動するタイミング 処理の適用(1) ~起動するタイミング
 
 【本節の目的】 JavaScript言語が起動するタイミングの違いと、それぞれの記述の仕方を学習します。 起動するタイミングの違い一口に動きのあるページと言っても、その動くタイミングで2つに分けられます。 最初に示した3つの例の中で、 「ページを訪れた時刻を表示する」ものと、 後の2つではその動くタイミングが異なるのに気づきましたか? 「ページを訪れた時刻を表示する」場合は、 そのページを見る人が何もしなくてもそのページを表示しただけで、 (その時点の時刻を調べ、それを決められた書式でWebページ内に表示するという) 処理を行なっています。 ところが、「鯛の絵が骨の絵に変わる」方は、ジッと待っていても何も変化しません。 ページを閲覧している人がマウス(ポインタ)を動かして、 鯛の絵のところにマウスポインタをもって行くことで、骨の絵に変わります。 その後、マウスポインタが骨の絵から離れると、再び鯛の絵に戻ります。 つまり、これらの処理は、Webページを閲覧している 人の行う「特定の操作を契機として処理が始まる」のです。 これから分かるように、JavaScriptで記述した処理を起動するタイミングには、 以下の2つがあることになります。 
 JavaScript処理を適用するには、定義した(定義されていた)処理の名前をHTMLファイルの実行したい場所に記述することになりますが、上記のタイミングの違いにより、HTMLファイルの中に記述する方法も違ってくることになります。 1.Webページが表示されると同時に起動する処理1.の場合は、表示したい部分に単に処理の名前を書くだけです。 ただし、HTMLファイル中に記述しますが、HTML要素では無く、 JavaScript言語ですので、それと分かるように記述する必要があります。 そこで、このような場合のJavaScriptは、 以下のようにscript要素 の内容として記述するということになっています。 以下は、 myscript.jsの中で定義している、now_time()という処理を適用する場合の例です。 <!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN">
<html lang="ja">
  <head>
    <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=utf-8"> 
    <meta http-equiv="Content-Script-Type" content="text/javascript">
    <script type="text/javascript" src="./myscript.js"></script>
    <title>
      第11回 サンプルHTML
    </title>
  </head>
  <body>
    <script type="text/javascript">
    <!--
      now_time();
    //-->
    </script>
  </body>
</html>
scriptタグ中のtype属性で、内容がJavaScriptであることを宣言します。 2.閲覧者の特定の操作により起動する処理次に、2.の場合です。こちらは1.とは異なりちょっとしたテクニックが必要となります。 なぜなら、皆さんの作ったWebページを見てくれている人が、 マウスを動かしたりクリックしたことを検知する必要があるからです。 これには 「イベント処理」という概念が必要になりますので、 まずはそれについて次の節で説明します。 |