熊本大学大学院教授システム学専攻
目次:
ID分野の研究事例
ID分野の研究事例
今回のタスク(課題)
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ID分野の研究事例(担当:合田美子)

内容を読んで学習した後、「今回のタスク」を行ってください。

[はじめに]

こんにちは、合田美子です。簡単に私の研究テーマについて経緯も含めてご紹介します。「コンピュータを活用した英語教育を研究したい」と東京学芸大の修士課程に入学した時に、訳も分からず秋葉原(当時の秋葉原は結構すごかったです!)へ行き、カラフルなリンゴが可愛いというだけで、AppleのPower Macintosh 7100を購入し使いはじめました。本格的に教育工学を学びたいと渡米し、コンピュータやその他の技術の基礎、研究方法、IDを含む教育や学習に関する分野などを学習してきました。実践のための教育を目指して、留学時代も何かしら教え続けようと非常勤や常勤で教鞭を取ってきました。また、学ぶ時の苦しさや楽しさを忘れないように常に新しいことを学ぶように努力しています。学習していて、分からないとイライラしたり、自分に腹が立ったり、悲しくなったり、あせったり・・・しますよね。でも、それでもあきらめないで、できるようになると本当にうれしいし、自信がついてきます。「学ぶってこんなに楽しい!新しいことができるようになるってこんなに素敵だよ!」って伝えたいと思い、私ができることを思い切りやりながら、現在に至ります。学ぶと言っても、一人でやらなくてはいけないこと、他の人と意見を交換などして新しく気づくことなどがあります。学校、家庭、社会ではいろいろな学びの場があり機会があります。「学ぶって楽しい」って思ってもらうようにするにはどうしたらいいかという研究に興味があります。これは、日本に限ったことではないので、自ずと世界の人々も研究対象になってきます。また、最近では「学んだことを積極的に活かす」ために創造性とイノベーションの顕現機会を多くするようなコミュニティデザインについても研究を進めています。と、言うことで、大きな研究テーマがあり、関連することを扱っているうちに、際限なく研究範囲の境界がボーダレス化してきています。どこまで行くのか、どこまで行けるのか、まだまだ私の修行は続いています。