熊本大学大学院教授システム学専攻
目次:
4.学習目標の分類学と適性処遇交互作用

【第4回】学習指導・評価論(2)学習目標の分類学
はじめに~

今回は、学習するものは何か、についての研究成果を整理する。

大学における教員養成(教職課程)が昭和63年に改訂になったときに義務付けられた必修科目 「教育の方法・技術に関する科目(2単位)」のために、沼野一男先生が教科書を編集された。 一問一答式で重要事項をまとめた教科書「教育の方法・技術」(学文社刊)に次の問いに対する答えを執筆するように依頼された。
「11.教授目標の分類について述べよ。」
紹介したのはブルームの教育目標のタキソノミー(Taxonomy:分類学)とガニェの5分類。まずはこれを読んでください。

11.教授目標の分類について述べよ(鈴木克明)


なぜ教育目標を分類する必要があるのか、分類してどんなメリットがあるのかが、おわかりいただけたであろうか。 次に、ブルームの教育目標のタキソノミー(Taxonomy:分類学)とガニェの5分類をもう少し具体的に見ていこう。

◇ 参考 ◇
ちなみに、鈴木が沼野一男・平沢茂編著(1989)『教育の方法・技術』学文社に分担執筆したのは4項目。ほかの項目の答えも以下から見ることができます。
http://www.gsis.kumamoto-u.ac.jp/ksuzuki/resume/books/1989.html

  11.教授目標の分類について述べよ。
  12.教授目標明確化の方法を、例をあげて説明せよ。
  15.授業の流れをつくる方法について、具体例をあげて説明せよ。
  49.ニュ-メディアの導入によって、学習指導における教師の役割はどう変わるか。