皆さんの使い慣れている携帯電話のメールは、インターネットで利用されている電子メール(e-mail)を真似て作られています。ですから、電子メールを初めて利用すると言っても、共通部分が多いのですぐ使えると思いますが、ここではこれらの違う部分をマナーも含めて確認したいと思います。
電子メールは携帯電話メールと比べて、以下のような特長があります。
- 文字数・添付ファイルサイズにシステム的な制限が無い
- 保存できるメール数・期間に制限が無い
- 画面サイズが大きい
- どのPCでも利用できる (他人の携帯電話で自分宛てのメールは受信できない)
電子メールでは、以下のようなマナーが必要です。
- 内容を表す Subject(題目)をつける
「こんにちは」や「質問」ではなく、
「SOSEKIに接続できない」とか「Seemitでの返事の書き方について」
のように適切なものをつける
- まずは名乗る
あなたが誰であるかを、メールアドレスだけで、
相手に推測してもらうのは失礼です。
- 適当な文字数で改行する
1行30文字程度が適当
又、電子メールの利用に際しては、以下のような注意が必要です。
- HTMLメール
電子メールがHTMLメールであった場合、メールの本文をプレビュー(表示)しただけでもウィルスに感染する場合があります。なぜなら、HTMLメールは、本文自体が実際にはHTML言語で書かれているため、その記述の中にウィルスに感染させるための命令を仕込むことができるからです。
電子メール利用のマナーの観点からも、他人に電子メールを送る際にはHTML形式のメールではなく、テキスト形式のメールを送るようにしてください。テキスト形式のメールであれば、メールをプレビューした際にウィルスに感染することはありません。
- 暗号化
電子メールは、郵便における"ハガキ"と同様、途中で他人が目にする可能性があります。内容を秘匿するには、別途に暗号化等をする必要があります。
- 一般的には書き言葉で書く
相手の相手が何度も読むこと、記録として残ることなどを、
つねに頭に入れておく
以下が、代表的な電子メールの例です。
(問) 以下の電子メールの問題点がわかりますか?

(回答)
- 電子メールのタイトル(Subject)が無い
- 署名が本文の最初に来ている
(「--」 から 「...ac.jp」までが署名)
- 誰からのメールか分からない(名乗っていない)
- 内容が単純すぎて、状況が良く分からない