熊本大学大学院教授システム学専攻
目次:
【第6回】HTMLの基本文法、エディタ、メタ情報
第1章
第3章
第4章
第5章
第6章
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HTMLファイル作成用エディタの設定

【本節の目的】
HTMLファイルを作成するときに利用するエディタ(秀丸エディタ)の起動、 及び基本設定について学びます。

「秀丸エディタ」とは

「秀丸エディタ」は、 本格的なプログラム開発にまで対応できるように設計された、 Microsoft Windows上で動作するテキストエディタです。

「秀丸エディタ」はシェアウェア(※)ですが、 作者のご厚意により、 熊本大学の情報教育用PCでの無償使用を特別に認めていただいており、熊本大学にある情報教育用PCではこれを標準エディタとして設定しています。

一般に自宅で使用する場合は、 基本的にシェアウェア料金を送金する必要がありますので注意して下さい。 ただし、学生の場合は、在学中に限り「アカデミックフリー制度(個人)」が適応され、 無料で使える場合が多いようです。この制度の適応を希望する人は、 以下のURIをアクセスして各自申し込んで下さい。
http://hide.maruo.co.jp/support/hmfree1.html
適応が認められたとしても、卒業後に継続して使用するときは、 必ず入金するのを忘れないようにして下さい。

(※) 「シェアウェア」:ネットワークなどから取得することができ、 一定の試用期間には料金を払わずに利用することができるソフトウェア。 ただし、継続利用するためには入金し、ユーザ登録する必要がある。

秀丸エディタの起動とHTMLファイル編集用設定

[演習1: 秀丸エディタの基本設定]

説明に従い以下を順に行って下さい。

  1. マイドキュメントの下に「kisoB」というフォルダを作り、その下に「week06」というフォルダを作る
  2. 秀丸エディタを起動する
  3. 起動した秀丸エディタで、kisoB\week06\ex1.htmlという空のファイルを作る
  4. 秀丸エディタの基本設定を行う
  1. まず、 マイドキュメントの下に「kisoB」というフォルダを作り、その下に「week06」というフォルダを作って下さい。 もちろん、すべてフォルダ名は半角英数字でつけて下さい。
  2. スタートメニューから「プログラム」→「ドキュメント」→「秀丸」と選び、 秀丸エディタを起動します。
秀丸エディタ起動

  1. 起動すると、下図のように空のウィンドウが開きます。
    左上の「1」は行番号を、「[EOF]」は、 ファイルの終り(End Of File)を示しています。 つまり、1行目の先頭にファイルの終りがあるということですから、 空のデータであるということがわかります。

秀丸エディタ初期画面

  1. 次に、この空のファイルに、「ex1.html」 (拡張子は、「HTML」を小文字にしたものです)というファイル名をつけて、 先ほど作ったフォルダ「week06」に保存します。

HTMLファイル保存(1)

下矢印

HTMLファイル保存(2)

  1. すると以下のような警告が出ますが、 空のまま保存しますので「いいえ」を選んで下さい。 これで、実際に保存されます。

空ファイル保存時の警告

  1. 秀丸エディタを開いたまま、 デスクトップのマイドキュメントをダブルクリックして、
    「week06」に「ex1.html」が保存されていることを確認してください。

空ファイル保存

  1. 続いて、秀丸エディタの基本設定を行います。 「その他」メニューから「ファイルタイプ別の設定」を選びます。

    秀丸設定(1)

  2. 現われたウィンドウで、まず、 最上段が「HTMLファイル」になっていることを確認して下さい。 次に、設定対象から「詳細」を選び、タブの文字数を「2」に設定して下さい。

    秀丸設定(2)

  3. 設定対象の「表示とカラー」を選び、下図のように、 「タブ文字」と「全角空白」にチェックを入れ、「半角空白」「ルーラ」 「行番号」のチェックを外します。 このときも、 最上段が「HTMLファイル」になっていることを一応確認して下さい。

    秀丸設定(3)

  4. 設定対象の「保存・読込み」を選び、下図のように、UTF-8を選択してください。(本科目では、特に断らない限り、日本語コードはUTF-8を用います。)このときも、最上段が「HTMLファイル」になっていることを一応確認して下さい。設定ができたら、「OK」ボタンをクリックして設定を有効にして下さい。

    秀丸設定(4)

  5. すると、秀丸エディタの表示が変わっています。 設定で、「ルーラ」と「行番号」のチェックを外したので、 最上段にあったルーラ(物差し)と、左側にあった行番号が無くなっています。
    (秀丸エディタは、この後も使うので、開いたままにしておいてください。)

    設定後の秀丸

    これらの設定により、 HTMLファイルの作成に際して入力のケアレスミスを少くすることができます。 今後、HTMLファイルを秀丸エディタで編集するときは、 現在と同じ環境が利用できます。

その他のエディタ、ワードプロセッサ

その他のエディタ

秀丸エディタ以外にも、多機能なエディタがあるので紹介しておきます。

  • TepaEditor
    HTMLを含め、種々のファイルに対する編集モードを用意しているエディタ
  • xyzzy version 0.2.2.235
    emacs風のキーバインドをもつエディタ

本科目では秀丸エディタを例にして説明していきますが、皆さんは自分に合ったエディタを利用していただいて結構です。

ワードプロセッサ

また、HTMLファイルはStarSuite等のワードプロセッサでも作成することが出来ます。StarSuiteで作成する方法は以下の通りです。

  • 「名前を付けて保存」で、ファイルの種類として「HTMLドキュメント」を選んだ状態で、「××.html」という名前で保存する。
  • 「ファイル」-「送る」-「HTML形式ドキュメントの作成」を選ぶ。
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