教授システム学に基づく大学教員の教育実践力開発拠点
熊本大学教授システム学研究センターでは、「教授システム学に基づく大学教員の教育実践力開発拠点」(平成30年度から令和4年度)として、大学・短大など高等教育機関の教員及び将来的にそれらの機関の教員を目指す大学院生、ポスドク等の若手研究者を対象にコンテンツを提供しています。
効果的かつ効率的な教育をシステム的に設計・開発するための方法論であるインストラクショナル・デザインを基盤とした教授システム学(Instructional Systems)の修得を通して、教育・授業設計、カリキュラム開発等の教授活動、学生指導・支援を含む教育マネージメント、教学IRやラーニングアナリティクスに必要とされるデータサイエンス分野の基本的分析手法など教員に求められる職能の開発と教育実践力を身に付けるための各種コンテンツを提供します。また、令和2年度末に発出した「オンライン教育の新たなモデルの構築に向けた提言」および「FD活動の客観的な成果分析の枠組みについての提言」に基づいて、FD担当教職員向けの新たな「FD活動デザイン講座」を設計・開発・公開します。
尚、本事業では、次の7つの取組を柱に、教授する力のうちの授業実践力(デリバリ)に対するノウハウを身に付けることに留まらず、デリバリの基盤となる授業設計力(デザイン)あるいはカリキュラム設計力を身に付けるための授業設計、教育評価、授業改善のための分析手法、改善手法等を体系化したオンライン教材、ワークショップ等の開発・提供を行います。
取組① インストラクショナル・デザイン公開講座
取組②「IDポータル」による情報提供並びに支援ツール・実力診断
取組③「教授システム学専攻公開科目」による学修機会の提供
取組④ FD研修講師・大学教育設計コンサルタント派遣
取組⑤ 大学教員志望者のための教え方講座(教育改善スキル修得オンラインプログラム)
取組⑥ FD担当教職員向け「FD活動デザイン講座」の公開
取組⑦ ポストコロナの教育とFDを強化するラーニングテクノロジー活用ワークショップ
本拠点の成果は以下をご確認ください