熊本大学大学院教授システム学専攻
目次:
【第8回】URIとサーバ:SCP,FTP
第1章
第3章
第4章
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WWWサーバへのアップロードの準備

【本節の目的】
SSH/SCPソフトウェアの初期設定など、 作成したHTMLファイルなどのWebページ用ファイルをサーバに送る (アップロードする)ための準備を行う。

SSH/SCPの設定

以下の文章を読んで、HTMLファイルなどをアップロードするために 必要なSSH/SCPソフトウェアをインストールしてください。
(註)本科目ではSCPソフトウェアとしてWinSCPを用いて説明していきますが、 SCPソフトウェアは皆さんに合ったものを利用していただいて結構です。

皆さんが作成したホームページのアップロードや、 個人の作業用として付与されるサーバへのアクセスにSSHとSCPが必要になります。 (多くの場合、telnetやFTPが利用されていますが熊本大学ではセキュリティへの 配慮からSSHとSCPを利用しています。) SSHとSCPで使用するパスワードとユーザ名は、メールアドレスと同じです。
また、メールアドレスの情報と同じ情報を用いていますので、 メールアドレスのパスワードが変更されるとSSHとSCPのパスワードも 変更したこと になりますのでご注意ください。 SCPを利用するには個人のパソコンへSCPクラアントソフトウェアの インストールと、ユーザ名とパスワードの登録が必要になります。 以下の情報を参考にしてください。
1)SSH/SCPソフトウェアのダウンロード
SCP: WinSCP download page (http://winscp.net/eng/download.php) へ行き、 “Installation package” を選んでください。 インストールの最初で「日本語」を選択すると、 日本語版がインストールされます。
SSH: PuTTY 0.60ごった煮版 (http://yebisuya.dip.jp/Software/PuTTY/) へ行き、 “インストーラ”を保存の上、インストールしてください。
(註)SSH/SCPともに、インストールするだけで、特別な設定をしなくても利用できますが、 より詳しい利用法や様々な機能について知りたい方は、下記の[参考URI]や、 インターネット上のサイトをご覧になってください。
2)各ソフトウェアへユーザ名、パスワードの設定 [Putty利用の方は文字コードはUTF-8 (CJK)を選択してください]

[設定情報]
WebサイトのURL st.gsis.kumamoto-u.ac.jp/***/ (***には、ユーザ名(学生番号)、ユーザ名の後には/を入れてください)
保存するサーバ名 st.gsis.kumamoto-u.ac.jp
HPデータを保存する場所: public_html
アクセス名とパスワード:メールと同じ

[参考URI]
scpに関して: http://winscp.net/eng/docs/lang:jp
sshに関して:
http://www.sodan.ecc.u-tokyo.ac.jp/2002/article/tips/ssh/putty.shtml


WWWサーバへの接続

[演習:WinSCPによるWWWサーバへの接続]

以下の手順に従い、WWWサーバへ接続して下さい。

接続後は、ネットワーク経由でWWWサーバ上フォルダやファイルが、 皆さんの操作しているPCにあるのと同じように、 作成、コピー、削除などができるようになります。

WinSCPのホスト一覧ダイアログで、 先に設定したサーバ名(www server)をダブルクリックするか、 サーバ名を選択(クリック)後、「ログイン」ボタンをクリックすると、パスワード入力画面が表示されます。

password

そこで、パスワードを入力すると、 サーバに接続され、下図のような表示になります。 このWinSCPのウインドウの 左側の窓(「ペイン(pane)」と呼びます)にローカル(PC)側のファイルやフォルダが、 右側のペインにサーバ側のファイルやフォルダが表示されます。

接続(初)

この状態で、それぞれの窓(ペイン)で、右クリックすると、 これまで皆さんがPCで行ってきた、ファイルのコピー、ペースト、削除、名前の変更、 フォルダの作成などを行うことができます。


WWWサーバのWebページ専用フォルダ - public_html -

Webページ関連ファイルは、 特定のフォルダの中にアップロードしないと (格納しないと)、 Webブラウザで見ることができません。即ち、公開したことになりません。

WWWサーバに接続した直後のサーバ側のフォルダ(=ディレクトリ)は、 ホームディレクトリと呼ばれますが、 Webブラウザでアクセスしたときに見える所は、 通常違う場所に設定されています。 皆さんに利用してもらうWWWサーバは、 ホームディレクトリのすぐ下の public_html という名前のフォルダに設定されています。
(註)本科目では既にpublic_htmlを作成していますが、public_htmlがない場合は自分で作成することになります。

(注意)
Webページ専用フォルダの名前は、WWWサーバで決められていますので、 一文字でも間違うと、皆さんのWebページが公開されません。以下に、 多い間違いの例を示します。
  • public html (public と html の間が「空白」である)
  • public-html (public と html の間が「- (ハイフン)」である)
  • publi.html (public と html の間が「. (ピリオド)」である)
  • pubric_html (つづりミス (pubric --> public))
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