熊本大学大学院教授システム学専攻
目次:
[第2回]発表を効果的に行う/学会誌に研究論文を掲載する
発表を効果的に行う
--今回のタスクその1(課題)
学会誌に研究論文を掲載する
--今回のタスクその2(課題)
課題提出

第2回: (4)学会誌に研究論文を掲載する (4章)

内容を読んで学習した後、「今回のタスクその2」と「課題提出」を行ってください。

[はじめに]

テキスト第4章「学会誌に研究論文を掲載する」は、修士課程の最後の目標となるものです。

本専攻では、修士論文か特定課題研究論文を執筆することが修了要件となっています。本科目「特別研究 I」に続く「特別研究 II」では、1年間をかけて論文を執筆することになります。修士論文と特定課題研究論文とはどこが違うのか。教員で議論してきていますが、まだ結論は出ていません。少なくとも修士論文には、他の研究科と同じように審査し、合格させるための手続きが全学的に定められています。一方の特定課題研究論文は、どのように審査し合格させるか等の手続きは本専攻に任されています。一般的に、修士論文は博士後期課程に進学する人に必須で、そうでない人は特定課題研究でも良い、という考え方もあります。また、修士論文はより「学問的」であり、特定課題研究はより「実践的」とも言われます。しかし、教授システム学研究はもともと実践志向であり、その差を見出すのは、そう簡単ではありません。

修士論文であろうと、特定課題研究であろうと、論文を書いたら学会誌に投稿する、ということは一つのチャレンジになります。この回は、来るべき日の「学会誌投稿」に向けてのイメージを膨らませましょう。学会誌に投稿する、ということは、研究者であるための日常業務であり、大学院に通って「研究者の卵として2年間を過ごした」結果として一つの研究を成し遂げたことを、広く世に問う手段です。学会発表をする際にも、学会誌に投稿することの一つのステップとして見なすか、それとも学会発表が終着点だと考えるかで、取り組みに変化が生じます。そんな気持ちで、学会誌投稿についてのイメージを具体化していきましょう。

学会誌に研究論文を掲載する


  テキスト第4章「学会誌に研究論文を掲載する」を読んで、次に進んでください。