熊本大学大学院教授システム学専攻
目次:
[第1回]研究関心レポートを交換しよう/研究の7ステップモデル/学会発表に向けてのプロポーザルを書く
研究関心レポートを交換しよう
--今回のタスクその1(課題)
研究の7ステップモデル
--今回のタスクその2(課題)
学会発表に向けてのプロポーザルを書く
--今回のタスクその3(課題)

第1回: 研究関心レポートを交換しよう

内容を読んで学習した後、「今回のタスクその1」を行ってください。

[はじめに]

・・・あなたはどんな研究をしたいですか?

本専攻では、教授システム学研究として取り組むことが可能な研究テーマを幅広く捉えていますが、4つの柱(ID・IT・IM・IP)のうちのいずれかの領域に当てはめることができると考えています。より具体的には、それぞれの分野で指導を担当する専任教員が扱えるテーマに限定されることになります。まずは、「自分自身がどんなテーマを取り扱いたいのか」をしっかり捉え、それが「教授システム学研究としてみた場合にどんな研究として扱うことが可能なのか」を次に検討する。自分のやりたいことをやるためには、それをどう位置づけ、場合によってはやりたいことのうちの何をどのように取り上げることが可能か、について絞り込んでいくことになります。

この科目では、自分が修士論文(または特定課題研究)として取り組みたい研究を具体的な「研究計画」まで落とし込んでいくことを目標にします。「研究ってどうやるの?」という素朴な疑問からスタートして、先生方が取り組んでこられた研究の事例を学び、誰に指導して欲しいかをリクエストするための材料を揃えることを目指します。
まずはその前に、一つ質問です。「あなたはどんな研究をしたいですか?」

あなた

「これって研究になるのだろうか?」「こんなテーマでは恥ずかしい。小学生みたいだし・・・」「こんな大げさなテーマは1年ではできそうもないし・・・」そういう羞恥心や懸念はすべて捨てて、まずは思うままに「こんな研究をしたい」という思いを綴ってみましょう。それが最初の課題(今回のタスクその1)です。互いの「思い」を読みあって、「なるほど」とか「こんなことを知っているが関係あるのでは?」などと互いにコメントを付けあってください。

まずは白紙の状態で、何にも邪魔されずに「思い」を発露するために、この課題が終わってから本講義の本格的な学習を開始しましょう。そのために、この課題(今回のタスクその1)の〆切は来週月曜日(10月6日)とします。コメントの〆切はその次の月曜日(10月13日)です。