熊本大学大学院教授システム学専攻
目次:
【第3回】アプリケーションソフト:Office系Tool
第1章
第3章

グラフの作成

【本節の目的】
シート内のデータをグラフ化する練習を行なう

グラフの作成

スプレッドシートでは、 作成した表をもとに簡単にグラフを作成することができます。 棒グラフ、円グラフ、折れ線グラフなど、 さまざまな種類のグラフを作ることができます。特に、StarSuite Calcでは、 3Dグラフなど特殊なグラフも作ることができます。

[演習 25]
これまで作成してきたex3.sxc中に、 以下の指示にしたがって、グラフを作成せよ。 余裕があれば、グラフ内の各種属性やグラフの種類等を変更してみよ。 上書き保存も忘れずに行なえ。

グラフを作成するときの大まかな手順は、以下のようになります。
  1. グラフ化するデータ領域を選択する
       この時、見出しも含めて選択するのがポイントです
  2. ウィザードに従いグラフを作成する
       「挿入」メニューの「グラフ」を選択し、 指示に従うだけで作成できます
  3. 作成したグラフを編集する
        タイトルなど、各種オブジェクトの書式を再設定してグラフを完成させます

早速、グラフを作ってみましょう。
まず、グラフ化するデータ領域を、 見出しも含めて選択します。


次に、「挿入」メニューの「グラフ」を選択します。


後は、ウィザードに従い、作成して行きます。
選択されている範囲を確認して、「次へ」をクリックします。
(註) 絶対参照になっているのにも注意しましょう。


グラフの種類を選びます。今回は、「縦棒」グラフを選んで下さい。
また、軸名やタイトルが表示されるように、 「テキスト部分の表示」にチェックを入れます。


更に、棒グラフの種類を選びます。 ここでは、「積み上げ」を選び、「次へ」をクリックします。


(註) 上図において、「系列」で「行」を選ぶと、 科目名が横軸になります。

最後のダイアログで、グラフのタイトル、軸のタイトルを書いて、 「完了」ボタンをクリックすれば完成です。
(註) 「凡例」(はんれい)を 「ぼんれい」と読まないで下さいね。 また、どの部分を凡例というか分かりますか。分からない人は、 一度、チェックを外して確かめてみて下さい。







グラフの編集

一度作成したグラフは、要求に応じて、さまざまに変更することができます。

グラフを変更するには、次の2つのモードがあります。
  • 通常選択モード (オブジェクト選択モード)
        ワードプロセッサ上の画像と同じような扱いのできるモードです。 このモードではグラフの移動や大きさの変更、コピー&ペースト等ができます。

  • グラフ編集モード
        グラフ内の各要素の書式を変更するためのモードです。 ウィザードでグラフを作成した直後は、このモードになっています。

通常選択モード (オブジェクト選択モード)

グラフをクリックすると、このモードになります。


このモードでは、緑色のハンドルが表示されます。

  • グラフのサイズの変更
        緑色のハンドルをドラッグすると、サイズが変更できます。
          更に、Shiftを押しながらだと、縦横比が変わりません。

  • グラフの移動
        緑色のハンドル以外の部分をドラッグすると、 グラフが移動できます。

  • グラフのコピー&ペースト
        右クリックして「コピー」を選択したり、 Ctrlキーを押したままCキーを押したりすることで、コピーができます。 その状態で、同じシート内の別のところや、 別のアプリケーションソフトのファイルに貼り付けることができます。

グラフ編集モード

グラフをダブルクリックすると、 このモードになります。


このモードでは、グラフエリアが灰色の枠で囲まれ、 灰色のハンドルが表示されます。

このモードでは、グラフ内のタイトル、軸タイトル、凡例等が、 独立したオブジェクトとして扱われます。そのため、 それぞれのオブジェクトを選択(クリック)した後、 ドラッグすると移動することができますし、 右クリックで各種属性を変更することができます。

下図は、 「1年花組 成績表」というメインタイトルをクリックして選択しているところです。 この状態では、メインタイトルをドラッグして位置を変更したり、 ダブルクリックして文字を変えたり、右クリックして、 その他文字情報の属性を変更したりすることができます。



(註) もし、さきに軸名を設定していないと、グラフ編集モードでは、 軸名を直接追加設定できません。そのような時は、 グラフ編集モードでクリックして、 以下のように「オートフォーマット」を選択します。



すると、下図のように先程と同様の設定モードに戻りますので、 「次に」をクリックして、軸名等を設定して下さい。


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