熊本大学大学院教授システム学専攻
目次:
【第4回】プレゼンテーション用ソフト、ドロー系ソフト
第1章
第3章
第4章

共通の書式の設定

【本節の目的】
共通の書式の設定方法を概観する

共通の書式の設定方法

ページ番号の表示や背景の構成、タイトルの書式や箇条書きなど、 資料を通して利用する共通の書式の設定は、「マスターモード」で行います。 本節では、「マスターモード」の使い方の練習をします。

[演習 2]
演習1で作成した「week04\ex1.sxi」において、 資料を通して利用する共通の書式(ページ番号の表示、 タイトル文字の色・大きさ、挿絵、氏名など)を設定し、 「week04\ex2.sxi」で保存しなさい。

「表示」メニュー → 「マスター」 → 「図形描画」もしくは「タイトル」で「マスターモード」になります。 あるいは、下図のように、左下の 「マスターモード」アイコンをクリックしても同じです。
※StarSuite8の場合、「スライドマスターモード」といいます。「スライドマスターモード」になるには、「表示」メニュー →「マスター」→「スライドマスター」を選択してください。

すると、表示が以下のように変わります。


上の「マスターモード」では、 資料全体(全ページ)共通の書式を決めることができます。
  • タイトル文字の書式
      「タイトルテキストの書式を編集するにはクリックします。」 の文字を選択して変更します。文字の種類、色、大きさなどを決めます。

  • 箇条書きの書式
      「アウトラインテキストの書式を編集するにはクリックします。」 や、「xレベル目のアウトライン」(xは2から9の数字) の文字を選択して、文字の種類、色、大きさなどを設定できます。 それぞれの箇条書きのレベルにより、 設定できます。また、行頭の番号や記号も、「書式」メニューの 「箇条書きと番号付け」で、設定することができます。 ただし、これは箇条書きのレベルに関係なく、1種類しか設定できません。

  • ページ番号の挿入
      自動的にページ番号を表示させるには、 「挿入」メニューから「フィールド」 → 「ページ番号」を選択します。



  • すると、下図のように、 ページの番号を表すボックスが中心付近に現われますので、 表示させたい位置に、移動します。また、ページ番号の大きさや、 書体、色も通常の文字と同じように変更することもできます。


  • 背景の設定
      背景を変えるには、 「書式」メニューから「ページ」を選択し、 現われたウィンドウで「背景」タブを選びます。

    (註) Impress では、 背景はマスターモードで設定しなくても、 描画モードの各ページで、 全体の背景を一度に変更することも可能です。


  • その後、「色」や「ビットマップ」など必要なものを選び、 実際に利用する色や、ビットマップを選択し、 OKボタンをクリックします。
    ※StarSuite8の場合、下図のようにラジオボタンではなく、プルダウンメニューで「色」や「ビットマップ」などを選択します。

  • 文字や図の挿入
      背景として、氏名や題名、適当な挿絵などを入れるときは、「テキスト」ツールや「挿入」メニューの「図(※StarSuite8の場合、「図」ではなく「画像」) また、不要になった、文字や図は選択(クリック)して、 「切り取り」で消すことができます。



最終的には「マスターモード」での表示は、例えば下図のようになります。 以下の例では、元々あった星の図を削除し、 文字「CMIT Labo.」と右下の図を挿入しています。

(註) 表示するページ番号欄は、 全部のページ数が分かるように「/数字」 (下図では、全部で4ページなので、「/4」)を付加することがあります。 これにより、 聴衆は現在表示されているページの資料全体での位置を知ることができます。


これで、共通の書式の設定は完了です。

後は、「ページモード」に戻して、 実際の資料の作成を行います。
「ページモード」へは、「表示」メニューから「ページモード」を選択するか、 左下の「ページモード」アイコンをクリックします。
※StarSuite8の場合、「表示」メニュー →「標準」を選択してください。

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