川越 明日香(かわごえあすか)

大学教育統括管理運営機構 准教授
1984年 鹿児島県生まれ
専門:高等教育論、教育方法、教育評価
研究テーマ:大学生の学びと成長
教員として
「教育を語る文化を創る」
これは私が研究者になった当初から大切にしている言葉です。
大学生は、いろいろな教員が担当する授業を受け、4年間で約124単位を修得して卒業します。しかし、これまで多くの大学では隣の研究室の先生がどんな授業をしているか分からない「見えない不可侵条約」のようなものが結ばれていました。そのため大学の教育が変わるためには、教育を語る文化を根付かせる必要があると考えてきました。コースや専攻、学科や学部(教育部)として、それぞれの科目の到達目標や授業内容を共有することが授業改善、ひいては大学教育を変える大切な一歩ではないでしょうか。
教授システム学専攻では、その基盤が整い、みなさんが安心して学修できる環境ができています。ぜひ一緒に教育を語る文化を創っていきましょう。
研究者として
私は「大学生の学びと成長」を研究テーマに掲げています。
教育の質を保証するために、どのようなカリキュラムが必要かを研究しています。さらに、その研究を教育プログラムの開発や評価といった自身の大学業務に落とし込み、効果を測定して評価・改善することが一連の流れです。日々、研究と実践を融合させることを意識しています。結果として、学生のみなさんが「熊本大学に来てよかった」と言ってくれたり、卒業生の活躍が目に見えたときに、研究者で良かったと実感することができます。ぜひ一緒に想像を超える未来を創造しましょう。