教授システム学専攻ニューズレター 2023年3月号(第9号)

温かい季節が近づいてきました。変わりありませんでしょうか。教授システム学専攻ニューズレター担当の久保田です。3月には、日本教育工学会の春季全国大会や教育システム情報学会の研究会などがあります。日本教育工学会全国大会にあわせて同窓会主催の発表練習会もありますね。GSIS関係者の発表がまとめて拝聴できる機会でもあります。全国大会にあわせて行われるので、今回を逃した方は次回参加をご検討ください。4月には入部式と学位記伝達式があります。新たな入学者を迎え、身の引き締まる思いです。また、修了するみなさま、本当におめでとうございます。

今回の情報はこちら

  1. 学位記伝達式およびeLP認定証授与式(4/8)
  2. 博士後期課程全体ゼミ(4/9)
  3. 実施報告:博士前期課程公開学位審査会開催報告
  4. 実施報告:第8回RCiS研究会開催報告
  5. 実施報告:第9回RCiS研究会開催報告

1. 学位記伝達式およびeLP認定証授与式

教授システム学専攻のイベントとして、2023年4月8日(土)に学位記伝達式およびeLP認定証授与式を行います。当日、修了者によるポスターセッションや同窓会主催のイベントなどが予定されています。対象者には追って参加申し込みや詳細について連絡いたします。状況により、オンラインのみの開催に変更となる場合があります。参加申込は別途メールなどで通知している参加申込フォームより申し込みをお願いいたします。東京会場参加かオンライン参加かの確認も含まれます。

日時:2023年4月8日(土) 11:00-17:00
会場:東京会場とオンライン(Zoom会議室)のハイブリッド(一部イベントを除く)
[東京会場] 東京国際交流館プラザ平成 4階 会議室1

2. 博士後期課程全体ゼミ

2023年4月9日(日)に博士後期課程全体ゼミを行います。今のところハイブリッド形式での実施を予定しています。全体ゼミとは、博士後期課程学生が互いの研究活動について共有し、学生相互および博士後期課程の指導を担当する教員全員でディスカッションする機会になっています。自分の現在位置に、アクションプランを検討する良い機会ですので、発表して共有しましょう。詳細は戸田専攻長から案内があります。

3. 実施報告:博士前期課程公開学位審査会

熊本大学教授システム学研究センター 久保田真一郎

2023年2月4日(土)に2022年度博士前期課程修了予定者の公開学位審査会が熊本県民交流館パレアの会議室1とオンラインのハイブリッドで行われました。現地会場参加者29名,オンライン参加者47名の方に参加いただきました。13名の修了予定者による発表がありました。見逃した方は下記よりご覧いただけます。

2022年度博士前期課程公開学位審査会

4. 実施報告:第8回教授システム学研究センター研究会

熊本大学教授システム学研究センター 久保田真一郎

2023年2月4(土)-5(日)に第8回教授システム学研究センター研究会をアーデンホテル阿蘇を会場に開催しました。参加者は30名で、研究会では、研究交流セッション、ポスターセッション、および研究構想メンタリングセッションが行われました。研究交流セッションでは、研究会内のセッションで利用する資料を持ち寄り、学年や状況に関係なく研究内容を共有して議論が行われました。ポスターセッションでは、3件の博士課程学生による発表と2件の修了予定学生による修士研究の発表がありました。博士課程学生は博士研究の柱となる研究論文やそのアクションプランについて整理できたようです。修士課程学生は修士研究について発表し、修了後のアクションプランなど考えるきっかけとなったようです。研究構想メンタリングセッションでは、発表申込いただいた13名の1人から2人で構成するグループに分け、グループごとに教員2名が割り当てられ、研究構想マップを使って議論しました。35分で1回の議論とし,教員を変えて3回行いました。課題が具体的になった方ややることがいっぱいだということに気づいたなど、参加者の感想が印象的でした。教授システム学研究センター研究会では、研究される方を巻き込んだワークショップ形式での研究会を予定しています。みなさんの参加をお待ちしております。

5. 実施報告:第9回教授システム学研究センター研究会

熊本大学教授システム学研究センター 久保田真一郎

2023年3月5日(日)に第9回教授システム学研究センター研究会を東京ビックサイト605会議室とオンラインのハイブリッドで開催しました。現地参加43名, オンライン参加55名の計98名の方に参加いただきました。参加いただきありがとうございます。「実務家教員」をテーマに行われ、教授システム学研究センターの教員活動紹介に加え、ビジネス・ブレークスルー大学の宇野令一郎先生、大阪公立大学の瀬田和久先生、千葉工科大学の仲林清先生に講演いただきました。

教員活動紹介では、インストラクショナルデザイン研究部門、学習支援情報システム研究部門、地域連携システム研究部門より、それぞれ教員が活動内容を発表しました。合田先生からは、戸田先生らと取り組むSIP 自動運転の社会実装を目指した取組みに対して、「人への配慮」賞を受賞したとの報告がありました。

ビジネス・ブレークスルー大学の宇野令一郎先生の講演では、MBAのカリキュラム構成を例に教授システム学専攻における理論と実践のバランスや実務中心に構成されている特徴を紹介いただき、修士研究で取り組まれ研究から大学立ち上げの話など実務家教員の経験についてお話いただきました。

大阪公立大学の瀬田和久先生の講演では、問いに基づく自己内対話支援に関する研究、採録される論文の書き方として、教育システム情報学における実践研究の価値と論文が世に出るプロセスについてお話しいただきました。

千葉工科大学の仲林清先生の講演では、仲林先生の経歴における企業・大学での研究・教育活動を紹介いただき、その経験を通して問題意識や基本的な考え方などについてお話しいただきました。

講演1つ1つでも質疑が盛り上がり、それぞれの講演への興味関心の高さを知ることができました。教授システム学研究センターに所属する教員の年に1回の振り返りと関係教員による講演で構成される研究会ですが、継続してわれわれの教育・研究活動を発信する機会となることを期待しています。

編集後記

こうやってニューズレターを書くと、2月と3月にいろいろあったなと感慨深く、思い返すことができました。関係の皆様が教授システム学専攻や教授システム学研究センターの情報をキャッチするきっかけになればと思います。アイデアや改善点などご連絡いただけると助かります。引き続きよろしくお願いいたします。

(ニューズレター 担当:久保田)

教授システム学専攻ニューズレター 2023年3月号(第9号)