教授システム学専攻ニューズレター 2023年11月号(第13号)

教授システム学専攻ニューズレター担当の久保田です。熊本大学黒髪キャンパスで大学祭が行われました。秋ですね。先日、阿蘇に行ってきました。下の写真は秋のお裾分けです。博士前期課程公開学位審査会や合宿の参加申込などの情報については追ってお知らせします。

今回の情報はこちら

  1. 第35回eラーニング連続セミナー
  2. 開催報告:2023年度教授システム学実践研究会
  3. 開催報告:LT連続WS(第6回)「GPTでオンライン学習教材を自動生成する」その2

1. 第35回eラーニング連続セミナー

2023年11月18日(土)に第35回eラーニング連続セミナーが開催されます。米国国立科学財団(NSF)のSTEM教育局、フォーマルとインフォーマルな学習に関する研究部門(DRL)のプログラムオフィサであるステファニ・ティズリー博士にご登壇いただきます。NSFが助成する研究プロジェクトの事例をもとにSTEM教育研究をリードする喫緊の課題などについてお話しいただきます。

日時:2023年11月18日(土)13:30 – 15:00
場所:熊本会場およびオンライン(Zoom)のハイブリッド開催
[熊本会場] 熊本大学くすの木会館 レセプションルーム
[オンライン] Zoom(Zoom会議室の情報は参加申込ののちに通知)

参加申込はこちら
https://www.ield.kumamoto-u.ac.jp/mod/page/view.php?id=706

2. 開催報告:2023年度教授システム学実践研究会

熊本大学教授システム学専攻 久保田 真一郎

2023年9月30日(土) – 10月1日(日)の日程で、筑後広域公園内にある筑後船小屋公園の宿で2023年度教授システム学実践研究会を開催しました。1日目は研究発表で、修士研究に関する発表が6件、博士研究に関する発表が2件ありました。発表会後にはオンライン会場と現地会場とに別れてではありますが感想戦が行われ、発表後の振り返りとなった様子でした。2日目は特別セッションとして教授システム学専攻のマジュンダール・リトジット先生に「LAreflecT: A Platform Facilitating Reflective Micro-learning and its Multimodal Learning Analytics」というタイトルで講演いただきました。実際に参加者がMoodleやBookRollに触れながらの講演で使用を実感しながら話をうかがうことができました。2日目の後半は研究の構想を共有して研究活動を検討する「研究構想メンタリングセッション」が行われました。各テーブルに別れて研究構想マップを中心に激しく白熱したディスカッションが展開されていました。ここでまかれた種が大きな研究へと育つことを期待しつつ、研究会を終えました。

3. 開催報告:LT連続WS(第6回)「GPTでオンライン学習教材を自動生成する」その2

熊本大学教授システム学専攻 喜多 敏博

2023/10/29(日)10:30 からオンラインワークショップを行いました。8月の同名のワークショップの続編です。参加登録者75名、実参加者50名でした。前回と同様に、OpenAI が提供する GPT API を、Jupyter Notebook 上の python で利用する実習を参加者に行ってもらいました。
前回と違うのは、小テスト問題(選択問題、穴埋め問題など)を自動生成する際に、なにか与えられた文章に基づくようにプロンプトを書く方法を試してもらったことです。また、その元になる文章として利用するために、紙の書籍をスキャンした画像をGoogleドライブ内で開くことで文字に変換したり、講義動画の音声から OpenAI Whisperを用いて字幕を作ったりして、文字データを作成することを実習しました。
参加者からは、実際の教育現場で使えそう、問題生成の具体的なノウハウが満載でとても有益だった、などの好評を得ることができました。年度内にまたワークショップを実施できればと思っています。

当日用いた資料や Jupyter Notebook ファイルは、

https://mdqu.rcis.jp/course/view.php?id=26

でご覧ください。

編集後記

みなさんが教授システム学専攻や教授システム学研究センターの情報をキャッチするきっかけになればと思います。良いアイデアや改善点などご連絡いただけると助かります。引き続きよろしくお願いいたします。
(ニューズレター 担当:久保田)

教授システム学専攻ニューズレター 2023年11月号(第13号)